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ハンドドリップで気にすること〜ハンドドリップ入門〜

ハンドドリップで気にすること〜ハンドドリップ入門〜

Eida2023年4月23日 13:53
目次

ハンドドリップコーヒーは、初めて挑戦するとちょっと難しく感じるかもしれませんね。最初は、「粉が崩れないようにゆっくり注ぐべき?」とか「レシピに沿って正確に注がないといけない?」と、何を気にするべきか迷うことがあると思います。

そこで、この記事では、初心者でも安心して始められるよう、「これさえ押さえれば大丈夫!」というポイントをまとめています。

BARISTAIは、簡単かつ美味しくコーヒーを楽しむことを目指しています。そのために、皆さんのコーヒーライフを応援する情報やアドバイスを提供していきます。

これさえ押さえれば味の調整ができる!


実はハンドドリップコーヒーの味は以下の4つでほとんど決まります。

  • 豆と湯量の比
  • 抽出時間
  • コーヒー豆の挽き目
  • 湯の温度

もちろん、細かいレシピの調整で味は変わりますが、特に味を大きく決める要因はこの4つです。最初はここだけを意識することで、手軽に味の調整ができるようになります。それ以外の部分は(例えば40秒で100g注ぐ! 、土手を崩さないように注ぐ! など)、少しずれてしまっても味が破綻することはないので、慣れるまではこの4つを揃えるように意識してみましょう。この4つは、以下のような関係で味に影響を与えます。

コーヒーの味 薄くなる 濃くなる
豆と湯量の比 湯多い 湯少ない
抽出時間 短い 長い
挽き目 粗い 細かい
お湯の温度 低い 高い

この表に従って4つの要素を調整することで、「コーヒーの濃さ」を自在に操ることができます。
ハンドドリップにおいて、「コーヒーの味の調整=コーヒーの濃さの調整」です。これは筆者の持論ですが、コーヒーを美味しく抽出することは、適切な濃度でコーヒーを抽出することと同義です(異論は認めます)。
一方、この関係は大雑把に味への影響を評価したものなので、それぞれの要素が実際にどのように味を変えるかは微妙に差があります。気が向いた時に試してみると違いがあって面白いと思いますよ。4つの項目について、もう少し詳しく見てみましょう。

豆と湯量の比

味の調整をする上で、一番調整しやすい部分は豆と湯量の比です。お湯が多いほど薄くなるというのは、直感的にもわかりやすいと思います。豆量と湯量はどのように調整すれば良いでしょうか?ポイントに分けて紹介します。

  • 豆:お湯 = 1 : 10 ~ 15 (目安)
  • 10だと濃いめ、12,13くらいで標準、15くらいでさっぱり目に仕上がります(挽き目や油温によります)。
  • 初めて淹れる豆では12,13くらいで抽出して、薄かったら湯量を減らす、濃かったら湯量を増やす。
  • ポットに決めた量のお湯を入れたり、キッチンスケールを使ってお湯の合計量がぶれないようにしましょう。

上で触れたように、挽き目や温度によってもコーヒーの濃さが変わるので、挽き目、温度はできるだけ固定しておくことをオススメします。

抽出時間

抽出時間も早過ぎれば薄くなりますし、遅ければ濃く出やすく、雑味が出ることもあります。
抽出時間はBARISTAIのタイマー機能で簡単に測ることができます。詳しくはようこそBARISTAIへ!コーヒードリップレシピを楽しもうを覗いてみてください。
蒸らしなどについても、BARISTAIのタイマーの案内に従えばOKです。10秒前後の差なら大きく味は変わらないので、気楽にタイマーを使ってみましょう。

挽き目

挽き目を変えると濃さだけでなく、ドリッパーからのお湯の抜け方も変わります。
ハンドドリップでは「中挽き~中細挽き」でおいしく抽出できるので、豆を買った店や自分のコーヒーミルを確認しましょう。ある程度挽き目が決まったら、お湯の量で味を調整するのがオススメです。

お湯の温度

豆によりますが、80~95度で美味しく抽出できます。深煎りは温度低め、浅煎りでは温度高めでの抽出がオススメです。
温度を毎回測るのは手間なので、「沸き立てケトルからドリップポットに注いだ温度で始める」「コーヒーサーバーにお湯を通してからポットに戻すことで、温度を下げる」などルールを決めておくと良いでしょう。完成したコーヒーの温度にも影響があるので、熱々のコーヒーが好きな人は高めの温度で抽出したり、器具を温めたりしておきましょう。

ステップアップのポイント


今までの4つのポイント以外に、少しテクニック的な部分でハンドドリップの味を安定させる方法が2つあるので紹介します。

蒸らしでは確実に粉を濡らす

コーヒーの粉にとっては、お湯に触れ始めたら抽出開始です。ばらばらにお湯がかかると抽出ムラが生じ、仕上がりが不安定になります。丁寧に注ぐよりも、全体にお湯がかかることを優先しましょう。点滴のようにポタポタ抽出する方法もありますが、こちらの方が簡単で確実です。

薄くなるよりは濃く抽出

濃いコーヒーは、お湯を加えるだけで調整できます。薄いコーヒーを濃くすることはできません。迷った時は濃く抽出して薄めながら好みの味を探してみましょう。

まとめ


ハンドドリップの基本

  • ハンドドリップの味は「豆と湯量の比・抽出時間・コーヒー豆の挽き目・湯の温度」の4つで決まる !
  • 基本は豆と湯量の比でコントロール !
  • 豆と湯量の比は1:10~15 !
  • 抽出時間はBARISTAIにお任せ !
  • 挽き目は中細挽き !
  • お湯は80 ~ 95度 !

ステップアップのテクニック

  • 蒸らしではできるだけ同時にコーヒー粉を濡らす !
  • 迷ったら濃いめに抽出してお湯で調整 !

最後に


ここで紹介した内容はコーヒー抽出の入り口にすぎませんが、簡単に美味しく楽しむためのエッセンスをまとめたつもりです。コーヒーを楽しむためのさらなる情報やアドバイスは、当ブログ「BARISTAI」で随時更新していきますので、ぜひチェックしてください。



Eida

クロワッサンが好き